作品紹介

香介
01. Bluebird
パラリンピックをイメージして作った初めての応援歌。
タイトルはベルギーの詩人・メーテルリンクの童話劇『青い鳥』からヒントを得た。
『Bluebird』には歌詞もあり、日頃から歌っている。
因みに、今作のアルバム名『Feathers of Hope(希望の羽根)』は、この曲の歌詞から派生したものである。
元々パラアスリートを応援する為に作ったが、戦争が始まってしまった今では、戦いに「勝利して」という気持ちよりも、支配者に「負けないで」という願いを込めて今回はピアノを弾いた。
昨年6月、高円寺JIROKICHIで行った無観客ライブの際、オープニングナンバーとして初めてこのピアノバージョンを披露。

安達舞
02. 花よ 花よ
この曲は元々歌唱曲で、シンプルな歌詞が付いています。(本作CDジャケットに掲載)
何年も前、某漫画誌での連載作品「進撃の巨人」がアニメ化された頃に影響を受けて描いた曲です。
当たり前だと思っていたことが当たり前でなくなることを目の当たりにしている現状の中で、自分を見失わず愛情を分かち合えるように。それが人の本懐であるように感じますし、そう在れればと日々思います。
自分の作る作品にはそういった願いが込められています。
そのうち合唱曲アレンジしたいとお蔵入りになっていたところ、チャリティプロジェクトの話があり、私まで楽曲参加させて頂く運びとなりました。

悠香
03. 門
この曲は私が初めて書いたピアノソロ曲です。
私は曲を作る時に風景を想像しながら作る事が多いのですが、この曲で浮かんだ風景は、木漏れ日、優しい風、暖かい光。聴いてくれる方にはどんな風景が映るのでしょうか。

太江友城(オオエユウキ)
04. 彩の無い対峙
たとえばその曲をよりよく聴きたいと思ったとき、そこに関係のない物音を立てるものを厭わしく思うかもしれない。それでは関係ないとはどういうことだろう?頭の中で鳴り続ける誰かの声も。そういったものなしで、純粋に、いつでも目の前の曲そのものと向き合うことができたら……それはとても理想的で、とてもさみしいことのように思われた。あらすじだけ決めて、あとは即興で音を決めながら、この曲を弾いた。

河原麻美/ピアニカちゃび
05. 祈り
侵攻が始まって短い期間のうちに大きく情勢が変わり日本も他人事ではなく、何が起こるかわからない日々です。何が正しいのかわからないニュースばかりでチャリティーCDのお話も受けてからも日々情勢が変わり、一時はやはりお断りしようか悩みました。
どの国でも共通していえることは私たち一般市民はただただ恐怖の中で平和を祈ることしかできないのだとかんじて、【祈り】というタイトルで作曲しました。

SAKURAKO ARAKI
06. I think
「 I think 」は、まさしく今の世界情勢について私が考えたことを音にした楽曲です。
それを言葉にすることは難しいですが、いつもみなさんが幸せで穏やかな日々をお過ごしになられることを願っています。
この曲で、少しでもリラックスしていただけると幸いです。

香介
07. Afternoon Sun
今から15年程前、活動を始めた頃に田舎の地元で出来た曲だが、恐らく初めて作ったピアノの器楽曲だったように思う。
実家は午後になると西日が激しく当たり、その当時ピアノの置いてあった部屋も猛烈に暑かったのを覚えている。
何度か録音を試みたこともあるが、こういう形で改めてレコーディングをすることになるとは思わなかった。
楽曲は、日が落ちる前の炎天下の様子を、ピアノにストリングスを混ぜて表現している。

YUI
Main Visual Photos
日常の中にある、光についてを考えながら撮ったフィルム写真です。移りゆく時間の中で、何がしたいのか。何ができるのか。何をするのか。誰かの混沌や、選んだ答えの眩さに寄り添える一枚になれたら幸いです。